世界初!MicroLED搭載のスマートウォッチ
Garminがついにやってくれました。
2025年9月3日に発表がありました!翌日4日には、Garmin日本からも発表がありました。
日本での発売は、10月以降の発売となります。
fēnix 8 Pro MicroLED は、世界で初めてMicroLEDを搭載したスマートウォッチ。
「OLEDの焼き付きに悩まされない」
「屋外でもハッキリ見える」
そんな夢を叶えるべく登場した、まさに最新技術のショーケースです。

圧倒的な明るさ:4,500ニトの衝撃
fēnix 8 Pro MicroLEDは、なんと 4,500ニト のピーク輝度。
これは Apple Watch Ultra 2の約1.5倍 の明るさで、炎天下でも地図や通知がバッチリ見えるレベルです。最近発売されたAmazfit T-Rex 3 Pro もこの値は超えられず。
- fēnix 8 Pro MicroLED → 4,500ニト
- Apple Watch Ultra 2 → 3,000ニト
- Amazfit T-Rex 3 Pro → 3,000ニト
さらに 40万個以上のMicroLED素子 を搭載し、OLEDでありがちな「焼き付き問題」もクリア。
まさに「史上最強の視認性」を実現しています。
ただし…バッテリーは弱点
残念ながら、明るさと引き換えにバッテリー性能はダウン。
■fenix 8 Pro MicroLEDと fenix 8 Pro AMOLEDとの比較すると
- スマートウォッチモード
MicroLED:最大10日(常時表示4日)
AMOLED:最大27日(常時表示15日) - GNSS+マルチバンド測位
MicroLED:最大34時間(常時表示15時間)
AMOLED:最大53時間(常時表示41時間)
👉 全体的に 30〜40%短い駆動時間。特に 常時表示モードでは最大70%短い のは衝撃的です。
バッテリーが減る理由
小型化で効率ダウン
スマートウォッチのような小さな画面だと、MicroLEDの効率が落ちやすく、特に赤色ピクセルが電力を食います。
LTPSバックプレーン採用
fēnix 8 Pro MicroLEDは LTPS(低温ポリシリコン) を採用。
AMOLEDで主流の LTPO と違い、リフレッシュレートを1Hzまで落とせないため、省電力面で不利になっています。

MicroLEDが省エネと言われていたのに、稼働時間が短くなっていたのはこれらが原因だったってことだったんですね!
明るさと電池のトレードオフ
Garmin自身も「4,500ニトを常時使うわけではない」と説明しており、地図画面ではバッテリー消費が激しいため制御されます。
結論としては、
- 屋外での視認性 → MicroLEDが圧勝
- 省電力&日常使用 → AMOLED+LTPOの方が有利
という住み分けになりそうです。
また fenix 8 Pro AMOLEDも 前モデルの fenix 8 より画面が明るくなっているそうです。
Forerunner 970と同じAMOLEDディスプレイが採用されてるようです。
第一世代MicroLEDの意義
fēnix 8 Pro MicroLEDは、圧倒的な明るさと視認性、焼き付きフリーの耐久性、そしてバッテリー効率の悪さという大きな課題も残しました。
Garminファン&ガジェット好きとしては、 「最新技術を体感したい人」には間違いなく刺さる一本。
ただし、ロングバッテリーを求める人はAMOLEDモデルの方が実用的です。
次世代ではLTPO採用やピクセル効率改善が進み、ようやく「MicroLEDの本領発揮」が見られるかもしれませんね。
詳細はこちらからもチェックできます。
ガーミンジャパン公式ページ
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